おそらくほとんどの人が就職してからあれ?何か同じことの繰り返しでつまらないな・・・。このまま60歳まで勤めて本当によかったと思えるのだろうか?これは自分に合っている仕事ではない、多分後悔するんじゃないか?転職したほうがいいのかな?と思っている人がほとんどだと思う。それは、おそらく最初は仕事に慣れるのに精一杯で慣れるのに苦労しやる気はあったのが、今度は慣れによってつまらくなってしまった。安定や慣れはすごい良い事のように思えるが安定や慣れ=退化である。どんなに華やかな仕事でも絶対に飽きは来る。ブラック企業で働いている人じゃない限り転職しても目新しいのは最初だけだ。1999年頃、すごく流行った美容師でもやっていることの本質は髪の毛を切ることだ。同じことをやっているので飽きるのだが、トップの美容師が心掛けていることは、自分の能力を過信せず技術、接客、経営において常に上を目指しお客様に喜んでもらえる努力を日々行っていることだ。だから飽きがない。プロ格闘ゲーマーの梅原大吾さんの言葉「よくゲームがつまらくなったと言われているが、それは違う。格闘ゲームがつまらなくなったのではない、自分が成長しないことに飽きたんだよ」⇐私自身の心にグサッと刺さった。
これはプロのミュージシャンでも同じだと思う。すごく羨ましく思えるアーティストでも曲を作りテレビに出てアルバム作成、コンサートのプロデュース、同じことの繰り返しだ。膨大な練習量も必要だ。ましてやプロであれば演奏の技術の伸びも感じにくくなり演奏する事がマンネリに感じる。それに加え売れる曲を作り続けていかなければいけないプレッシャーにも追われる。意外と普段やっていることは地味である。あくまで推測でしかないが・・・。
2年前くらいに私が大好きなグループでもあるMr.Childrenのアルバム「REFLECTION」の制作過程のドキュメンタリー番組をNHKのSONGSという番組で放送していたのだがボーカルの桜井さんのこだわりが凄すぎて感動した。プロなので当たり前といえば当たり前かもしれないが自分の納得のいくまで「Starting Over]という曲のワンフレーズを何回も取り直し、納得いくまでレコーディングを行っていた。元々歌が上手なのにも関わらずあそこまでやってるなんて、思わなかった。素人がちょっとカラオケなんかで練習したって叶わないわけだ。何回も取り直しているフレーズは素人的には何にも変化がないように思えたのだが、桜井さん本人的には全然納得のいかない出来だったから取り直しがあそこまで多くなったのだろう。
今の仕事にマンネリや飽きを感じたのならば是非、今やっている仕事の上を目指すのはどうだろうか?後輩に教えるためのすごい分かりやすい業務のマニュアルを作ったり、自分の業務の更に奥まで研究したりとやれる事はたくさんある。まずは完璧を目指してみよう。それでも飽きたのならば副業をやってみる。やる気があれば働きながらでも全然できると自分自身は思っている。
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