世の中には様々な中毒が存在する。カフェイン依存症、ニコチン依存症、薬物依存症、買い物依存症、ネット依存症、ゲーム依存症、ガジェット購入依存症、ギャンブル依存症。最初は、そんなに好きではなかったものがだんだん辞められなくなっていく。その最初に着目してみると原因は「暇ですることがない」と「癖」であると考えられる。自分自身も休日することがなかったので、コーヒーショップに行きコーヒーを飲みながらタバコを吸い、ボケーっと人間観察をして一日が終わっていくことが多かった。皆さんも、休日や平日の夜に暇でとりあえずインターネットするかとショッピングサイトやヤフオク、掲示板やニュースサイトを巡回している方は多いのではないだろうか?時間を無駄にしているのは分かっているがやめられない。しかしお金もそんなにかからないし「ま、いっか・・・。」と思いつつも心の中でつまらないとタメ息をする。まさに今の自分自身である。現状を変えたいが何をしたらいいか分からない。ネットで色々な趣味や楽しいことを調べるも、「どうせ、やってもつまらないだろ、意味ないし俺には合わないよ」とやる前から否定的な感情が沸き上がり結局やらないことが多かった。いわゆる食わず嫌いである。で、つまらないのは分かっているがとりあえず「することがない」のでイオンやアウトレットへショッピングへ出かける。結果、楽しくはなかったが楽しいと思い込んで納得している自分に腹が立つ。
最近、堀江貴文さんの近畿大学の卒業スピーチやブログ、youtubeを見て思った。「とりあえずやれ、行動しろ、嫌だったらすぐ止めればいい、合うか合わないかはやってみないと分からない、あなたはお金を稼いで何をするの、何もしないんじゃない?」これらは本当にその通りだと思った。確かに今の自分だったら宝くじで6億当たったとしても何もしないだろう。
私は半年前に特に目的もなくiPhone6がまだ使えるにもかかわらず物欲に負けiPhone7へ機種変更した。しかし高揚感は1週間ももたなかった。2015年10月に大学生の頃からの夢であった自分の車を購入した。ターボエンジンの4WDスポーツカーである。非常に性能、加速がよく休日はずっとドライブをしていた。だがiPhoneと同様、高揚感は1ヶ月しかもたなかった。びっくりである。30代後半にして「あぁ、いくら物を買っても満たされないんだ」と学習した。「楽しい」「幸せ」とは今の自分から変化し成長する、できなかったことができるようになるプロセスとできるようになった結果だと思う。
元プロ野球の清原さんはお金をたくさん持っていても「することがない、没頭できる物事がない」から薬物に手を出してしまったのではないだろうか?お金には困っていなかったが引退した後、目標がないために高価な物を買うも満たされず薬物依存へ・・・。似たような転落人生を歩んでしまう芸能人の方は多いと思う。
何か時間を忘れるぐらい没頭できる能動的な楽しい「作業」を見つけていき、そのために必要な質の良い「道具」を買う。そして余計なものは断捨離していき、生活の質を向上させていく。生活、依存症、お金、掃除、健康、仕事、幸せ、これらは一見関係ないようで密接なつながりがあるから面白い。
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